教育分科会 夏合宿

こんにちは。教育分科会の尾形です^^

教育学部に所属しており、来年から社会人になります。

京論壇には過去に友人や先輩が参加しており興味を持っていた為、大学を卒業する前に参加する事が出来、とても嬉しく思っています。

 

さて今回は、813日~14日に12日で行った教育分科会の合宿について書きたいと思います。

場所は埼玉県の武蔵嵐山にある国立女性教育会館で行ってきました。

(こんな名前ですが、ちゃんと男性も入れました) 

 

1日目はお昼ご飯を食べた後、私が担当していた「The selection system of higher education」について英語で議論しました。英語での議論はまだあまり行っていないので、これから本番に向けて増やしていきたいです。

 

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内容は、現在の日本の大学入試制度についての評価と、近年東京大学が導入を発表した入学試験への推薦制度への考えです。

東大入試への推薦制度導入という具体的な話題から、何か本番セッションに活かせる抽象的論点が浮かび上がれば、そして互いの価値観について深く掘り下げていければと期待していましたが、思ったほど個人の価値観を掘り下げられなかったと感じています。

これは議論のまわし方や質問不足が主な原因であり、司会を務めた自分の力不足を痛感しました。
次は、人の意見に対して「なぜそう思うのか?」等の疑問をもっと徹底的に畳み掛けていき、意見からその人のべースとのなる価値観を引き出していける様にしたいです。

分科会の勉強会では、いつも自分の足りない部分を発見し他のメンバーからたくさんの事を学んでいます。

残された活動時間の中で、少しでも多くの事を身につけ自分の糧にしていきたいと思います。

 

 

ご飯後の議論では、本番セッションで話すトピックについて1時間ほど話した後、「大学の大衆化」について議論しました。

議論後に、本番セッションでこの「大学の大衆化」トピックをどの様に扱っていくか、しばらく話し合いましたが、このトピックは長時間の議論には適さないのではないか、北京大生と東大生の中であまり意見に相違が出ないのではないか、といった意見が出てきました。

特に後者の、価値観の違いを浮き彫りに出来る議論になる様トピックや問いを設定する事というのは、なかなか難しいものです。

「価値観の違い」を知るには、ディベートの様な「Aさんが肯定派、Bさんが否定派」と恣意的に違いを作る事は出来ません。

また「議論」である以上、「Aさんはそういう意見なのかー、なるほどー。」と言う様に、それぞれの考えを述べて終わる意見交換では意味がありません.

いかにそれぞれの価値観を引き出し建設的な議論に出来る問いを設定していくか、本番セッションの議論はその部分に大きくかかっています。
本番に少しでもより良い議論が出来るトピック・問いの設定に向けて、励んでいきたいです。

 

 

ミーティングも全て終わった後の自由時間は皆で花火する気満々でしたが、建物のセキュリティ上の関係で夜10時以降は外に出られない事が判明してしまいましたorz

 

 

 

2日目は、本番セッションでの議論のフレームワーク作りを行いました。

今までの勉強会を振りかえつつ、互いの価値観を深く掘り下げるにはどの様な問いが適しているのか、本番に向けてこれから何をする必要があるのか、話し合いを進めていきました。

午前・午後と時間をかけて話し合った事もあり、少しずつ本番に向けての下地が出来てきました。

本番のトピックについては、今まで議論する予定だった「愛国教育」「教育格差」に加え、「高等教育(大学の大衆化やリベラルアーツ)」についても議論しようという事になりました。

高等教育、特にリベラルアーツは東京大学・北京大生ともに直接経験した事もあって、面白いディスカッションになるのではないかと感じています。

 

 

8月は皆忙しく、週1回ペースで会うよりまとめて勉強会&ミーティングをした方が良い」という事で行われた夏合宿ですが、本番に向けて更なる前進が出来たと思います。

北京セッションまで1ヶ月を切り、再来週にはOBOGさんを招いた全体ミーティングも開かれますが、実りある議論に向けて、残された時間の中でしっかりと準備を進めていきたいと思います。

 

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