2013年度の参加者が決定しました

ご無沙汰しております。京論壇2013年スタッフの榁本です。

先月の上旬から行ってまいりました京論壇2013年度参加者募集が一段落し、9人の参加者が決定しました!これからいよいよセッションに向けて!という感じでスタッフ一同胸を躍らせているところです。

今年度は1週間強にわたる面接を行い、多くの方にご応募いただきスタッフの一員として、とても嬉しく感じました。その面接すべてに参加して、応募して頂いた方皆、強い思いを持っており、お話ししていて非常に楽しく感じるとともに新たに気付かされることも多かったなというのが正直な感想です。

この選考を通じて個人的に思ったことを今回は書かせていただきたいと思います。

今回特に感じたことは、自分の考えを誤りなく相手に伝えることの難しさです。
面接でお話しする方はほとんど初対面であり、お互いに経験や話の文脈を共有していることは稀です。
そこで、面接では相手の話を理解し、相手がどう考えているのかを可能な限り探り、理解しようとすることに努めました。そこで、自分の考えていることが相手に理解されない、また、相手が言っていることが理解できないということが多くありました。

これは、やはり自分の中では普段当たり前だと考えていることが相手の中ではそうではないという状況から生じるのだろうと感じました。これは伝える側だけでなく聞く側にも努力を必要とすることですが、本来であればその状況を伝える側が想像して、なるべく相手の立場に立って話をするべきことだと思います。それが自分の中でまだまだできていないなと感じました。

といったことを面接の質問をしていたり、相手の話を聞いたりして感じました。

今後、参加者が加わり、教育、労働、社会保障のそれぞれの分科会に分かれて議論をし、実際の本番セッションに入っていくにあたって、上記の伝え方は十分に注意するべきことだと考えています。
「人と向き合う議論」を掲げる2013年度の京論壇では、自分の考えを伝えてそれを相手に理解してもらい、相手の考えていることを話を聞いて理解しようとすることから「人と向き合う」ことが始まるのではないかと考えています。考えてみると当たり前のことですが、これが最も重要になってくるのではないかなと感じました。

と、つらつらと書いてきましたが、何はともあれ、参加者が決定しました!
これから精一杯夏に向けて分科会の準備に励みたいと思います。

次回は参加者を交えた合宿の様子についてお伝えしたいと思います。
それでは、また次回をお楽しみにお待ちください!