社会保障分科会 第一回勉強会

こんにちは!京論壇2013 社会保障分科会議長の篠生です。

つい先ほど分科会の勉強会を終えたところなので、今日はその様子を少しご紹介したいと思います。

 

京論壇の各分科会では、本番セッションに向け知識をつけるため週一回程度のペースで勉強会を行います。今日は社会保障分科会の記念すべき第一回目の勉強会で、扱った文献のテーマは「社会保障の成立と発展」でした。

 普段あまり深く考えることもなく、当たり前にあるものと認識しがちな社会保障制度ですが、歴史を振り返ればSocial Securityという表現が初めて用いられたのが20世紀前半と実は比較的新しい概念であることに気づきます。また、国によって社会保障制度のあり方は大きく異なります。例えば日本で社会保障と言えば恐らく多くの人が想起するであろう「生活保護」ですが、このような制度は中国には存在しません。

 

社会の重要な制度でありながら、その国の状況や価値観を反映して国によって大きく様相の異なる社会保障制度。一つ一つの制度のあり方やあるべき姿を議論することを通じて、その国の政府や国民、個人がどのような考え方や価値観を持っているのかを知ることができるのではないか、と分科会の意義を認識する第一回目勉強会となりました。

 

これからはスタッフだけでなく参加者のみなさんからのブログ投稿も始まりますので、ぜひこれからも京論壇ブログにご注目ください!