グローバル化ってなんだろう
こんにちは!京論壇2013スタッフの高橋です。
京論壇では労働分科会のスタッフとして、そして渉外・会計担当として働いています。
どうぞよろしくお願いします!
今回はわたしが京論壇を始めたいと思ったきっかけに関連させて
「グローバル化」について自分なりに考えていることについて徒然と書いていきたいと思います。
キャンパスを歩いていると不思議な光景を目撃することがよくあります。
だいたい5人~6、7人の留学生が早口の英語で話しながら固まって行動をしているのです。
授業に行く時も、食堂でも、駅のホームでもいつも同じ光景が見られます。
1、2年生の時は「留学生同士でいるほうが楽しいのかな」なんて思って遠巻きに見ていました。
しかしたまたまその中の何人かと仲良くなる機会があって話を聞いてみるとそうでもないらしいのです。
「せっかく日本に来たのだから日本人と友達になりたい」
とその子は熱く語っていました。そう思いつつも留学生と一般大学生の授業が違っていたりしてなかなか日本人と話す機会がないとのことでした。
逆にわたしが日本人同士でニューヨークに旅行に行った時、
それはそれでとても楽しく、「ニューヨーク」を体験できた貴重な経験でしたが
ガイドブック片手に右往左往する自分は、この都市でよそ者なんだなあと感じることがとても多かったように感じました。
最近よく使われる「グローバル化」という言葉ですが、一体何なのでしょう?
日本に来る留学生数や日本から出て行く留学生数が増えればそれは「グローバル化」なのでしょうか?
航空券がどんどん安くなって飛行機の本数もどんどん増えて日本から出て行く・やってくる旅行者が増えたら「グローバル化」したというのでしょうか?
単に、人やモノやお金の国境をまたいだ移動が容易になったとしても
移動した先で似たもの同士で固まったり、もと居た場所と同じ環境を維持していては
それはただ地理的な場所が変わっただけの「セグリゲーション(分離社会)」でしかなく
「グローバル化」と言うには私はちょっと抵抗があります。
私は自分とは異なるものを理解しよう、自分のなかで咀嚼してみよう
とする試みが「グローバル化」の始まりになるのではないかなあと思っています。
だから単なる旅行や留学ではなく
短期間ではあるけれどもその限られた時間を最大限利用して
「議論」という形で相手を知ろうとする京論壇に惹かれました。
この夏は自分の中で「グローバル化」が始まる夏にしたいと思います。